鳥かごと処女

「鳥かご・・・?」

それも、人間が小さくかがんでやっと入れるぐらいの、不思議な大きさ。
不思議に思ってまじまじと見れば、おかしな染みがいくつもある。

「なんだこれ・・・1610年、チェイテ城・・・?」

まぎれも無い祖父の字で書かれたタグは、少し古かったが読めた。


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