鳥かごと処女
「・・・その、豆腐っていうのは、大豆から出来てるんだ。」
「へえ!大豆から!でも、四角いんですよね?」
「詳しい作り方は俺の専門外だけど、海水から出来る・・・“ニガリ”ってのが、必要なんだ。」
“ニガリ”
それに相当する単語が見つからなかったが、豆腐だって英語でトウフというぐらいなのだから、ニガリぐらい日本語でいいだろう。
「食べてみたいな、トーフ。」
「俺も食べてみたいです。」
「何を食べてみたいの?」
「「「うわぁ!!」」」
つい豆腐の話題に夢中になっていたら、仕事を終えたエメシェに声をかけられた。
「お疲れ様、エメシェ。」
「ありがとう。でも、どうしたの?みんなそろって。」
エメシェの疑問は当然だろう。
いつもなら弟1人の出迎えが、今日に限って3人もいるのだから。
「リョウイチローが街をもっと知りたいってことで、散歩してたんだ。」
セードルフが答えると、エメシェは納得したように笑った。
「へえ!大豆から!でも、四角いんですよね?」
「詳しい作り方は俺の専門外だけど、海水から出来る・・・“ニガリ”ってのが、必要なんだ。」
“ニガリ”
それに相当する単語が見つからなかったが、豆腐だって英語でトウフというぐらいなのだから、ニガリぐらい日本語でいいだろう。
「食べてみたいな、トーフ。」
「俺も食べてみたいです。」
「何を食べてみたいの?」
「「「うわぁ!!」」」
つい豆腐の話題に夢中になっていたら、仕事を終えたエメシェに声をかけられた。
「お疲れ様、エメシェ。」
「ありがとう。でも、どうしたの?みんなそろって。」
エメシェの疑問は当然だろう。
いつもなら弟1人の出迎えが、今日に限って3人もいるのだから。
「リョウイチローが街をもっと知りたいってことで、散歩してたんだ。」
セードルフが答えると、エメシェは納得したように笑った。