愛 シ テ 【完】









「────つまり。家出で実月ちゃんの家に行ったら、高橋先生がいて、実は実月ちゃんと高橋先生は同居してて、朝一緒に登校してて...」



電車の中で、あたしと高橋は純麗に必死で説明した。



「一緒に登校っていうか、あたしが慣れるまでってつもりだったんだけど、時間がちょうど重なるんだよね」

「俺、もう少し早く起きて先に行こうと思ってるんだけどいつも寝坊しちゃって、時間が重なるんだよ」

「はぁ...」



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