愛 シ テ 【完】





1階に行くと、あたしの大好きなハヤシライスの匂いがした。


「...っ」




鼻歌を歌いながらハヤシライスを作るお姉ちゃん。

...本当はお姉ちゃんも、あたしがここにいたら迷惑なのかもしれない。

ううん、きっと迷惑だ。


「...ごめんね」



あたしは家を飛び出した。





< 226 / 515 >

この作品をシェア

pagetop