愛 シ テ 【完】
「...お姉ちゃん、あたし、認めないからね」
「え?何が?」
「先生と付き合うことをだよ!もしかしたら、浮気してるかもよ?」
「おい、木原ッ!俺はそんなことしないよ」
「そうだよ、梨月~。考えすぎよ」
「...っ」
「てゆーか梨月。今夜はどうするの?」
「え?」
「うちに泊まる?」
「.........お姉ちゃん」
「?」
「あたし、多分1ヵ月はこの家に住み着くかも」
あたしは、高橋先生を睨みながらそう言った。