愛 シ テ 【完】





「お父さんも、梨月が家を出て行ってからずっと寂しそうだったのよ」

「え...」

「時計を気にするようになったり、携帯をずっと見つめたり、窓の外をよく見るようになって」

「...」

「お父さんも、お父さんなりに梨月を心配してるわ」

「...」

「家に帰ろう?梨月」

「......っ」





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