愛 シ テ 【完】
「木原、起きてる?あとでスーパーよるよー」
「んー...」
ずっと黙っていたあたしに、高橋は声をかけた。
「んーってキミ。眠いの?」
「別にー?何で?」
「だって声が超疲れてるんだもん」
「梨月、大丈夫?酔っちゃった?」
「まさか!このあたしが車酔いとかしないよ?」
「うふふ。でも梨月、よく昔は車酔いしてたのよ?覚えてる?」
「え?何歳?」
「えーっと...小学3年生ぐらいまでかな?」