君が好き
「ごめん、見てないやι山田でも出てたの?」
さえちゃんは目をキラキラさせた。
「すごい!よくわかったね!」
お見通しですよ(笑)
さえちゃんと話してたら階段の方がざわざわしだした。
「なんだろ?」
さえちゃんと階段を覗くとバスケ部が階段を往復している。
き、筋トレ?
しんどそうだなぁと見ていたら奥村くんが現れた。
「頑張って!」
とっさに出た言葉だった、何で言ったかわからない
どうしても言いたくてたまらなかった。
奥村くんは手をあげて「おう」と言い階段を降りていった。
ドクンと胸が鼓動を打った