君が好き



言ったからもう遅し…



悔やんでも意味がないので何も考えなかった。



「どこいくの?」


「土手」




何で土手なんだろう。


気にかかったけど奥村くんの話を聞きながら歩いていった。



土手について奥村くんは傘に向かって歩き出す。




「はっ!ワンちゃん////」




傘に隠れて段ボールのなかで小さな子犬がシッポをふっていた。



可愛い─────!!!




思いっきり子犬に抱きつき撫で回した。



「ワンちゃん////可愛いでちゅねぇ」




そんなことしてたらかなり視線を感じた。



「…ごめん…テンションあがってしまいましたι」




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