君が好き
【翔太】
犬とじゃれる小山は本当にイキイキしてる。
「いや、続けて?」
「無理!!恥ずかしいし」
小山は子犬を抱きながらうつむいた。
「…その犬、俺がもらっていい?」
こいつは俺と小山は繋ぐ、そう思った。
「うん!家飼えないから嬉しいよ」
ニコニコ笑う小山がかわいくって愛しかった。
「お、奥村くん!!?」
気付いたら小山を抱き締めてた。
好きなのかもしれない。
「まだ、わかんねぇ、小山」
「な、何が?////」
俺、まだ小山は好きかわからない。
でも、特別だと思う。