君が好き


自分の席について時間がたつのをまった。



千鶴ちゃん、どこ行ったんだろ…




「おはよ、小山」



「…奥村くん、おはよ」




時計を見ていたから気付かなかったけど、後ろの席に奥村くんがもう座ってた



あ、奥村くんは男の子だし、友達のはばひろいから


山本拓哉って言う人知ってるかもしれない…




奥村くんの肩を叩いて振り向いてもらった




「ねぇ」


「ん?」



「山本拓哉って言う人、知ってる?」



すると、奥村くんは急に黙ってしまった



「奥村くん?」



「…その人のこと、好きなの…?」



「え、いや、そうじゃなくて」



「でも、気になるんでしょ?」



確かに気になる…



でも何でなんだろう……?




< 26 / 58 >

この作品をシェア

pagetop