君が好き
自分の席について時間がたつのをまった。
千鶴ちゃん、どこ行ったんだろ…
「おはよ、小山」
「…奥村くん、おはよ」
時計を見ていたから気付かなかったけど、後ろの席に奥村くんがもう座ってた
あ、奥村くんは男の子だし、友達のはばひろいから
山本拓哉って言う人知ってるかもしれない…
奥村くんの肩を叩いて振り向いてもらった
「ねぇ」
「ん?」
「山本拓哉って言う人、知ってる?」
すると、奥村くんは急に黙ってしまった
「奥村くん?」
「…その人のこと、好きなの…?」
「え、いや、そうじゃなくて」
「でも、気になるんでしょ?」
確かに気になる…
でも何でなんだろう……?