君が好き



やめるわけにもいかず、何度も階段を往復した




「はぁはぁ…」




キツイの他に言う言葉がない、



息も大分上がってきた。




あ~!もお!!




こうなったらヤケクソだ!



俺は階段をかけ上がり4階につくなり音楽室を目指した。




だが、時すでに遅し。



吹奏楽部は全員集まり合奏をしていた。



会えるわけもないか…




音楽室と廊下を挟む壁に背をもたれさせ



吹奏楽が奏でるメロディーに耳をむけた




何も音楽なんかわからない。



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