君が好き


【春】



……ι



変かな?…メアド…翔太くんに…



やっぱりやめたほうがいい?



朝の階段の前でメールアドレスの書いた紙とにらめっこ。



あ、来た来た




「おはよう、翔太くん」




爽やかに階段を上がってくる翔太くんの姿はまさに王子様。



爽やかが保証します。



爽やかさ100%




翔太くんは私の元へやって来た。



「何、それ?」




翔太くんは紙を覗きこんだ



「メアド?」



「…うんι」



「もしかして、俺に?」




言葉がでなくて頷いただけだった



翔太くんは紙をズボンのポケットに入れて階段を降りてった




< 42 / 58 >

この作品をシェア

pagetop