君が好き


俺の手から放たれたボールはみるみる網の中に吸い込まれていった



「…はいった…」




冗談でも難しいのに!!



嬉しさのあまり、春にガッツポーズを見せた



春はすごい笑顔の、口パクで「おめでと」って言った



曲はアメリカンな曲にかわり、何だか本場のバスケをしてる気分だ



今にもいかつい黒人が歌い出しそう




「翔太!」




拓からパスが回ってきた。



ここから拓哉先輩にパスすれば、間違いなく点が入る



大きく放たれたボールが拓哉先輩の手に隠れ、ダンクシュートが決まった



これで6対3




大きく差がついたぞ、このまま逃げ切りなから点をいれていけば


何の問題もないな




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