君が好き
距離や、周り誰もいない雰囲気
抱き締めてしまいそうだ
今は自分を必死に抑えることだけが俺にできること
気付けば体育館に、俺と春しかいなかった
昼ごはんでも食べてるんだろう。
体育館での飲食は禁止だから、皆が外に出たんだ
「……」
静かになった体育館に沈黙が走った
気持ちを抑えきれない…
ドクン…ドクン…
と鼓動をうつ心臓に、違和感を感じながら
俺は春にキスしていた…
いやがらない?
それどころか、春は目を瞑り
俺とのキスを受け入れていた
「…もっと……」
春が小さく囁いた声に俺の鼓動は小刻みに揺れた