一万回目のプロポーズ
瞬はそのまま私を抱き寄せ壁に手をついた。

「ちょ・・・何」

「知紗がいたから?」

なんで"?"なのよ・・・。

「もういなくなった?」

「まだ。」

「いい?この体制キツ・・・ん!?」

いきなり瞬に唇を塞がれた。

「~~んん」

酸欠ッ酸欠ッ

キスしたことのない私にはハードル高すぎ~~~~!

私は新しい空気を求めて瞬を叩いた。

でもピクリとも動かない。

「ん・・・」

私は何度も叩いた。

それでもダメだった。

酸欠~~~ッ

私は口を大きく開けた。

でもそれが逆に瞬を夢中にさせる。。。

「!?」

舌!?

瞬は舌を絡ませてきた。

「~~ん!」

そしてやっと離してくれた。

「ハァハァ」

「苦しかった?」

「うん・・・。」

「ごめっあんまりにもお前が可愛いから夢中になっちゃって。。。」

知紗がいるのに・・・。

知紗にキスした唇でキスして欲しくなかったな・・・。

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