一万回目のプロポーズ
「・・・なんか」

私は瞬に聞こえないぐらいの小声ぼそっと言った。

「ん?何か言ったか?」

「うんん。なんでもない、じゃぁ、時間も時間だからアトラクションに行こう?」

「あぁ。」

私たちはアトラクションに向かった。









◇◆◇◆知紗◇◆◇◆

瞬くんと一緒に行くはずだったディズニーランド。

断られた日瞬くんのウソはわかってた。

友達、じゃなくて琴音と行くって。

そしてあの影に琴音がいたっていうことも。

だから見せつけてやった。

そしたらあの子、ガクガク震えちゃって… … …

笑いをこらえるしかなかった。

でも、私はあの子がにくい。

私から…私の下か瞬くんを取ろうなんて…

絶対に許さないんだから。

そう心に決めてディズニーに行った。

女友達5人と。

私は瞬くんを気づかれないようにさがした。

瞬くんは直ぐに見つかった。

でもその隣には予想通り。

琴音がいた。

瞬は私に気づいたのか琴音を引っ張って隠れた。

私はその光景をずっと見てた。

瞬くんはそのまま琴音にキスをした。

私にはしてくれなかった・・・私には見してくれないキス。

私には言ってくれない言葉を全部琴音にしてる。。。

「知紗、やるの?」

「・・・決まってるじゃない。やるに決まってるわよ。あの子を・・・。琴音を潰すんだから。」

私を率いる5人には計画がある。

そう。琴音を潰すっていう計画が…ね。

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