一万回目のプロポーズ
チュン チュン

「ん~・・・・。」

日光が部屋に差し込んで寒気が少しする。

「お、おはよ。」

「ん~?なんで・・・あっ!そっか!」

「はは、忘れてた?」

「寝ぼけてた・・・かな」

私は伸びをした。

「琴音、結婚しよ」

「うん」

「これで290回目」

「うん。でもまだ一万回には程遠いね。」

「お前が言ったんだろ~~」

そう言って瞬は私の口に

ちゅ

っとした。

「もう!」

ガラッ!

「お前ら!」

先生が急に入ってきて私たちはびっくりした。

「おめでとう!」

なんていい先生なんだ。。。。

私たちにおめでとうって言ってくれたけれど、そこはまだ早い!とかじゃないの?w

「先生、着替えたら女将さんの手伝いします。」

「おう。」

「瞬、出て行って?」

「え・・・。」

「私着替えるから。」

「・・・・待て待て俺も着替えるんだよ。」

「瞬は押し入れで着替えてよ。」

「なっんで!?そこは小さいんだから琴音だろ。」

「も~そこはレディーが先でしょ」

「はいはい。」

そう言って私たちは別々に着替えた。
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