一万回目のプロポーズ
―――琴音視点―――――

私たちは待ちに待った大イベントがある。

まぁ私にとっちゃこの中学校生活のメインイベントな存在。

そうもうすぐ修学旅行があるのです。

今このロングホームルームで班と自由行動の場所を決める。

でもなんともひどいことに。

班決めをくじ引きだという。

一人ずつ箱に入った紙を引いていく。

瞬の番になった。

「瞬ちゃ~ん何班だった~?オレ、A班・・。」

「残念連くん。オレC班。」

「ええ・・マジかよ・・・離れちった。。。、」

瞬はC班か。。。

私の番になった。

(どうか瞬と同じC班でありますように・・・えいっ!)

私は思い切って引いた。

そして紙を開いた。

「琴音、何班?私はA班。」

「わ・・私C班・・・」

私は嬉しさを必死に隠す。

「ふぅん。でもあんたの好きな山本がいんじゃん。よかったね。」

そう言ってもあは行ってしまった。
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