甘いmilkchocolate~嫌いなアイツ~
「一緒に泳ごっか・・・・
吉川が夢中になって探してるうちに」
「は・・・?」
グイ――――
急に手を繋がれ海に向かう私と堺
堺が私の手を離し海に入る
海に入った堺は手を伸ばしてきて
私の手は触れず伸ばしたまま
止まる
「おいで」
ニコリと笑う堺
「え・・・あ、う浮き輪!!」
「浮き輪なんていらねーよ
・・・ほら、おいで」
恥ずかしい・・・
濡れた堺は少し色気が出ていた
どーしたらいい・・・?
「早くしないと吉川にバレルから」
優しく微笑みで
優しい口調で言ってくる堺に私は
戸惑ってしまう
・・・堺には色々迷惑かけたし
今日ぐらい良いか・・・
私は意を決め
堺の手を取る
グイ――――