甘いmilkchocolate~嫌いなアイツ~




だから小さい頃から知ってる
りんには泣いたところなんて
見せたことなんかないし
ずっと強気でいた

「俺はお前の過去も知ってる
みえこの辛い時だって一緒にいた
ずっと一緒にいた。

お前を守ってやるために・・・
いや・・・俺がただ単に守りたかった
だけかもしれない

でも最近はバスケに熱中に
なりすぎててお前を
守ってやれなかった
・・・お前を守るって誓ったのに
ごめん・・・」


「な・・・なんで・・・
りんが謝るんだよ・・・」

私が悪いのに・・・

りんは次第に私を抱く力が強まり
りんの顔は悲しさと悔しさで
いっぱいの顔をしていた

「男に慣れろって言ったけど
やっぱり慣れて欲しくない・・・
矛盾してるかもしれないけど
男と話してるお前を見ると
心が締め付けられるんだ・・・
俺のそばから離れていくようで・・・」

「りん・・・違うよ・・・
私はりんをたい―――」

大切に思ってるって言おうと
した時だった

グイ―――




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