甘いmilkchocolate~嫌いなアイツ~
「お前・・・みえこのこと好きなのか?」
たった今みえこが外れた頃
2人はまだ砂浜に立っていた
「・・・・・・」
「答えろよ」
何も返事がないケンジに
イラつくりんだった
「お前!!そんな軽い気持ちで
みえこと一緒にいたのかよ!?
そんなんだったらな!俺が許さねぇ!」
「・・・訳・・・だろ」
ひそりと言うケンジ
「は?」
「お前はどうなんだよ?」
急に言い出すケンジ
「俺はみえこのことが好きだ。
ずっと一緒にいたんだ
ずっと、ずっと前から好きだった
だから・・・お前とみえこが喋ってる所
を見たら超ムカつくんだよ
男嫌いな分・・・
何で男と喋ってんだってなんだよ・・・
なのに・・・・お前がみえこを
もてあそばしてんだったら
許さない―――」
りんがそう言うと
ケンジがフッと笑う
「俺もみえこちゃんを渡さない
俺が今までで一番惚れた相手なんだよ
決してもてあそんでる訳なんかねぇに
決まってる
それだけだ・・・」