甘いmilkchocolate~嫌いなアイツ~
「りん・・・?」
ギュゥ――・・・
りんの胸の中に入った私は
りんに強く抱きしめられた
少し苦しい
「何か急にこうしたくなった」
りんが最近私を抱きしめたり
してくるのはなんでだろう
前まではこんなことなかったのに・・・
といっても肩組みはしてきたけど
「ここ街路だから・・・」
「ああ・・・そっか」
りんは離してくれた
「最近、りんおかしいよ
どーした?何かあった?」
私で良ければ聞いてあげたい
りんに色々助けられた分
私も助けたい
そう言うとりんは私の
手を繋ぎ
ぎゅっと掴んでくる
「ただ・・・不安なだけ」
「・・・何に対して?」
「もうそこからは何も言えない
みっともないから」
本当にここからは何も聞かなくて
いいのだろうか・・・
りんは今どう思ってるんだろうか