甘いmilkchocolate~嫌いなアイツ~



「じゃーな」

切ない表情からいつもの笑顔に
戻るりん

「あ!何かあったら言ってね!!!」

りんにそれだけを伝え
自分も自分の家に帰ろうと
足を運ばせる

「みーえーこーちゃん」

「げぇ!!」

振り向いたとたん電柱に
もたれ掛かっている堺がいた

「何で!?どうしてここに!」

もしかして
さっきの場面見てたのか!?!?

「今日店にいないから寂しかった
んだけど・・・どこ行ってた?」

だんだんと私に近づいて来る
堺に私は後ろ歩きして逃げる

「ど、どこって・・・」

遊園地・・・ですけど・・・
何か・・・??

「っ!」

逃げた先にはもう行き止まりで
壁にあたった

逃げれない私に対して
堺は両手を壁につき
私を両手ではさみ
かなり
逃げれない形になってしまった


それをイイコトに
堺はもっと近寄ってくる

「どこ行ってた」

私が顔だけ避けると
堺は私のあごをもちクイッと
もっと近寄らせる

「遊園地・・・」

何で一々言わないとダメなんだか・・・


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