甘いmilkchocolate~嫌いなアイツ~
堺はニコリと笑い
私の頬に優しく触れる
「だったら・・・俺の彼女に
なってくれる?」
「嫌だ・・・」
無理に決まってる
何で私がこいつの彼女に
ならないとならない
男なんていらないし
堺が嫌いだから
「絶対落としてみせるよ」
「・・・不可能だ」
また堺はクスッと笑い
私の額と額をくっつける
「1%でもあったら不可能と呼べない」
ニコリと笑い
堺は私を離してくれた
「今日はもう真っ暗だし送る」
「いい・・・ついてくんな!」
そう言って堺と別れた
私が家に着くまでの間
きっと
堺は付いてきていたに違いない