甘いmilkchocolate~嫌いなアイツ~


「ちょっと・・・みえこさん
佐久真さんは来てないんですか?」

「ああ・・・
来ないかな」

「えぇ~・・・そうっすか」

頭を落とす黒魔君

すごい落ち込んでる

「どこを好きになったの?」

「え・・・それは・・・」

「それは?」

顔を赤く染め言う黒魔君

「ホワホワしていて・・・
笑顔がムチャクチャ可愛いくて
その笑顔で名前呼ばれたいとか・・・
守ってやりたくなるんスよ」

まぁ
言われてみれば分かる気がする

少し天然で
いかにも女の子って感じだし

「そっか・・・お前アイツが好きなのか」

急に私たちの中に入ってくる堺だった

「お前・・・なんで・・・」

「あ!みえこさんの彼氏さん」

変な誤解している黒魔君は
とんでもないことを口にする

そのことを聞いた堺は
私の肩に腕を絡めて
クイッと堺の方に寄らせた

「そう。知ってたんだ」

「んな訳ねぇぇぇだろ!!!」

堺のお腹に一発ヒジを入れてやった
のに手で抑えられた

「何してんの。みえこちゃんが
やる事なんて全部お見透視だから」


「んな!!!!」

腹が立つ~~~!!!




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