甘いmilkchocolate~嫌いなアイツ~
いつものように堺がコーヒーを飲んでいる光景
毎日のように来る堺に慣れた私はもう何も言わない
それにふてくしてるのか...
「みえこちゃん俺、みえこちゃんに接客してほしーな 最近俺んとこきてくんねーよなー」
「すみません、いつでもお客様のもとにはいけないんです」
私は接客スマイルで堺に話す
「って言っていつも来てくれねーじゃん」
「でもお客様をとても大切にしております。だからいつも来て下さって感謝しておりますありがとうございます、堺さま」
いつも来て下さってるお客様は名前を覚えなきゃいけない、そして感謝の言葉を伝えないといけないという心掛けがある
なんか堺に言うのは心地悪いけど一応常連さんだししょうがない
「そんなん言っても俺、つられねーし」
「堺様、わたくし特製オムライスを差し上げますのでどーかお許し頂けませんか?」
「当たり前じゃん許す」
つられてんじゃん
「ふふふ。みえこちゃんには弱いわね、堺くん」
と微笑ましく見ている店長だった