甘いmilkchocolate~嫌いなアイツ~
小鳥の囀りに起きたみえこは何か体にのし掛かっていたのが分かった
「掛け布団...」
薄い掛け布団が自分の体にのし掛かっていた
これはりんがやってくれたんだろう
てか、いつのまに寝てしまってたんだろう
ベットの方に顔を向けるとまだ寝ているりんの寝顔があった
すやすや気持ちよさそうに寝ているりんの寝顔は久しぶりに見た
りんの寝顔子供のころから変わってないな……
成長するにつれ、りんのことを知っているつもりがだんだんと知らなくなってきていたのだがりんの寝顔はまだ自分の中で知っている寝顔で少し安心したのだった
「おはよう、みえこ」
うっすら目を開けて優しい笑顔で挨拶するりん
「おはよう、昨日はぐっすり眠れた?しんどくない?」
「大丈夫、大丈夫寝言でも俺のこと気にしてくれたし、昨日みえこの寝顔も見れたし元気すぎてやばい」
「ね、寝言!?」
「おう、大丈夫かって寝ても心配してくれて俺まじで嬉しかった」
頭をくしゃっと撫でられた私に
「ありがとうな」
と笑顔で言ってくれたのだった
「お、お、おぅ、、、」
りんから目線をはずした私だった
なんか、恥ずかしくてりんの顔を見れなかった