甘いmilkchocolate~嫌いなアイツ~
「病人のお願い、聞いてくれる?」
「いくら病人でも無理だ!!」
「お願い」
んーんなに言われたらするしかなくなるだろーが!!!
それを分かってりんは言ってるのか!?
「もーー!分かったよ!」
私はベットに入りりんの元まで行く
そこでりんに両手で包まれた
「覚えてるか?俺たちがまだ小さい頃真冬のとき」
「うん、覚えてる」
まだ、私たちが小さい頃ーーーーーーーーーーーーーー
まだ雪がちやほら降っていたころ
私とりんは家から少し離れた公園まできていた
「おい、みえこ!雪合戦しよーぜ!」
「えー!やだよ!!!」
「そーれ!!!」
みえこの言葉なんかお構いなく丸く固めた雪をみえこに投げるりん
「やったな!!!!こっちこそ!!」
2人だけの雪合戦、どれくらい続いたのだろう。
「ちょっと、りん、雪が強くなってるよ...」
ちやほら降っていた雪が嵐のように降り出したのだった。
「もう帰ろーぜ!!」
「うん!!!」
嵐のように振っていて、前がまったく見えない中、どっちがどっち自分たちの家があるのか小さい頃の私たちは分からなかった
「もう、怖いよ...りん...うぅぅぅ」
まだ小さくて体験したことのない怖さのせいで泣き崩し、その場で座り込んで泣いてしまったみえこだった
「大丈夫!僕が守る!」
りんはそう言って私を抱きしめてくれた
雪がやむまでずっとずっと大丈夫と言いながら