甘いmilkchocolate~嫌いなアイツ~
まだ帰れないみえこは意を決める
とこだった
「よし―――!」
意を決めて帰ろうとしたとき
誰かに腕を引っ張られた
「きゃっ・・・・・・」
腕を引っ張られた反応により
後ろから誰かに抱きつかれた
形になってしまった
「一緒に帰ろっか」
耳元で言われようやく
この男が誰なのか分かった
「や!!やめろ!!
そうやっていつもからかって!!」
こっちはもうパニックなのに
コイツはいつも余裕をもって
笑いやがる――――!!
「みえこちゃん傘も持ってないのに
風邪ひくよ?」
「お前と帰るよりはマシだ!!」
男からやっと離れられ雨の中を
行こうとする
こうなるんだったら
もっと早く意を決めてりゃ良かった
パシッ
「離せ!!!」
手首を掴まれた私はまた身動き
が出来ない