甘いmilkchocolate~嫌いなアイツ~
「俺が許さない」
男の目は真剣だった
「・・・・・・ッ」
何も言い返せなかった
あまりにも真剣だったから
「いい子いい子じゃ
帰ろっか」
真剣な顔はなくなり
笑顔で私の頭を撫でるのであった
――――――何してんだろう
どうして私はコイツといるんだろう
そして何でコイツはこんな
私についてくるんだろう
ドドドドン!!!
「きゃアア!」
雷に弱い私はついつい反応で
男に飛びついていた
その男は私を見て笑顔であった
「そのままでいいよ」