甘いmilkchocolate~嫌いなアイツ~




「ところが・・・堺君中学生まで
バスケ部だったんだって!
しかもめちゃめちゃ上手で
たくさんの強豪校から推薦来た
ぐらいうまかったらしいよ?」

「でも・・・りんも中学のとき
たくさんの推薦きてたから」

・・・でも行かなかった
あんだけバスケ好きなのに何故か
たくさんの強豪校を捨てた

『俺、ここの高校でバスケしたいから』
とか言って

ここの高校なんて去年までは
本当に弱かった

りんたちが来てすごく強くなった
ていうのに

「だからなの!!
だからすごく気になるじゃん!
んでね!今日の放課後二人
戦うんだって!!
ねぇ!行こう!!見に行こうよ!」

「・・・いいよ別に
けいと行ったらいいじゃん」

「んもう!!けいりんは
部活なの!!おねが~い!
いいでしょ!ね?ね?」

もううるさいなぁ

いいって言ってんのに・・・

「・・・わかったよ」

「やったーーー!!」

目を輝かせ飛び跳ねるこころ
だった





< 58 / 208 >

この作品をシェア

pagetop