甘いmilkchocolate~嫌いなアイツ~
1対1が始まってから
もう1時間が経っていた
一向にシュート出来ない2人
2人ともいい戦いになってきていた
「はぁ・・・いつ終わるんだよ」
バイトにも行かないと行けないのに
その時オフェンスだった堺が
ギャロップステップで交わし
シュートを入れた
堺に押され尻をついた
りんは唖然としていた
「キャーーー!!」
また女達が叫び吠える
「りん君負けちゃったよ・・・」
「・・・・・・」
あのりんが負けた・・・
負けちゃった
「おもしれー」
汗だくなりんは悔しがる
顔を見せず笑っていた
「なぁ。お前ケンジっつーんだっけ
是非バスケ部に入ってくれよ!」
「・・・拒否る」
「何でだよ?高校入ってバスケしてねぇ
のに全然鈍ってなかった!
お前超上手いよ!
だから・・・」
「もうバスケは捨てたんだ」
堺はそれだけを履き告げ
去っていったのだった