first love【完】


…*…*…*…*…*…*…


今日は7月26日、今は夕方の5時過ぎ…。


明日の咲希の誕生日は練習後に、咲希の家で昼を食べてから次に俺んち。


で、夕食までは許して貰えたから、デート!!


そういえば、図書館はあるけど、ちゃんとしたデートは初めて…


うわぁ…今から緊張…。


で、まずは、プレゼントを買うため、真人に付き合ってもらい買い物にきた。


咲希と過ごしていて、俺が傍に居られないときも、俺を感じていてほしいって思うようになったから、一人の時はよく読書してるし、ブックカバーと栞にすると決めた。


こうやって、ちゃんと向き合えば選べたんだと、今さら思う。


真人が文具系の雑貨の店を教えてくれるって言うから、付き合ってもらって、get。


薄ピンク色のブックカバーと、桜の花びらの飾りがついた栞。


これを見て、いつも俺を思っていて欲しいと強く願った。


「すんなり、いいのが
見つかってよかったな♪」


「おぅっ、サンキュー、助かった」


「そんじゃ、また明日な」


真人と別れて家に戻り明日の事を考えた。


が、いろいろ心配になり、結局さっき一緒にいた真人に電話して、デートに行く場所や、夕食の店から終いには振舞いまで…またまた恋愛初心者丸出しで質問し続けて、夜はふけた。



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