first love【完】


レストランはあんまり甘々なのは恥ずかしいし、高級そうなのもパス…というから、駅前とかグルグルあるいたり、隣のショッピングモールをインターネットで調べたり…。


そして見つけたのは、隣の駅の住宅街にある小さなビストロ。


たまたま、ショッピングモールにプレゼントを探しに行くときに見つけた気取ってない、家庭的な店構えで、お洒落で、でも、高校生でも食べられそうな値段だったから、迷わず中に入り予約をした。


“彼氏の誕生日なので”とちゃんとお願いもして。


モールでは、まず、スポーツ用品を見てみた。


真凛ちゃんには2つ選ぶの大変ねっと言われたけど、私は全く逆。


彼を思っての買い物が、クリスマスシーズンなんて特別なときで、それだけでワクワクしてしまうから。


バスケシューズは本人がいないとなかなか選べなくて、練習によく着ているシャツを、彼のお気に入りのブランドで購入、これは誕生日プレゼントにした。


次に何かないかなぁってみていたら、彼が使うポータブルオーディオプレーヤーが確か私と同じで、嬉しいねと話していたのを思い出した。


だから、お揃いのケースとイヤフォンを色違いで買った。


これで、クリスマスプレゼントも決まり。


あとは24日を待つだけとなった。


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