first love【完】
「マジ!?よかった…
うちら光理学園(ひかりがくえん)の
部員も、みんなで目を光らせとくし
もちろん、俺は…絶対守ってみせる…」
「あぁ、頼むな
清真も、春は悔しい思いしたし…
気を付けてるから、じゃな」
チームに戻り、義希・咲希兄妹と白枝・後藤との春の事件を簡単に話し、その上で咲希が観戦にくるから何か起きないように、注意してもらえると助かると、お願いした。
停学沙汰になっていたのにはみんな驚き、力ずくで女に迫るなんてどうかしてると、中でも清水が一番怒り心頭だった。
…*…*…*…*…*…*…
白枝も到着、軽い合同練習が始まった。
今日は9時までに体育館に来れば、2階の観客席に入ることができ、結構集まっていた。
そして横扉は開放はしてるが、観客は並ばせないことにしてる。
ぐるりと2階席をみると、最前列に咲希と真凛ちゃんらしき二人が並んでいた。
目が合い軽く笑うと、咲希もほんの少しだけ手を上げて微笑んでくれた。
9:45頃、3校が集合し、コートは2面とれるので、テンポよく試合をしていくことに。
スタメン、学年別チームなどで回転させていく。
先ずはAコートは清真スタメンvs光理スタメン、Bは白枝1年vs清真1年となった。