幸せの選択
あの頃は、疲れて帰ってくる弘之の為にご飯を作って、洗濯掃除をしながら待っていることに幸せを感じていた。
こうして彼の世話をしながら一生を終えるのも悪くないと本気で考えていた。
でも、そんな時間も長くはなかった。
大企業の歯車として身を粉にしながら働くことに、弘之は疑問を持ってしまったのだ。
「俺にしかできないコトがあるはずだ」
そう言って突然会社を辞めてしまった。
こうして彼の世話をしながら一生を終えるのも悪くないと本気で考えていた。
でも、そんな時間も長くはなかった。
大企業の歯車として身を粉にしながら働くことに、弘之は疑問を持ってしまったのだ。
「俺にしかできないコトがあるはずだ」
そう言って突然会社を辞めてしまった。