幸せの選択
「千秋をずっと探してたんだ。俺があのマニュアルを見てからずっと…

あんなに丁寧に仕事する人に、会ってみたいってね。まぁ、噂も少し気になる要素だったけどね」


そして、フッと顔を緩めた。
さっきまでの真剣な顔が一転、まるでイタズラな子供のように笑う彼に、不覚にもドキリとして、慌てて顔を伏せた


だって、間違いなく今、顔が真っ赤なハズだから。


そんなことお見通しのように、フフッと笑ってポンポンと軽く頭を叩く彼


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