幸せの選択
「千秋、良かったじゃん。失業者は免れそうだな」
ポンと肩を叩かれても、何が起こっているのか飲み込めない
「三島さん?何か不安な事でも?それとも、他に就職が決まってましたか?」
未だ固まる私を心配して、社長に顔を覗きこまれる。
「いえ、あの……突然の事で、頭がついていかないだけです。私なんかが、『オカモト』で働けるなんて、信じられないんです」
「千秋!『私なんか』は俺に失礼だ。お前を薦めたのは、俺なんだから」
ポンと肩を叩かれても、何が起こっているのか飲み込めない
「三島さん?何か不安な事でも?それとも、他に就職が決まってましたか?」
未だ固まる私を心配して、社長に顔を覗きこまれる。
「いえ、あの……突然の事で、頭がついていかないだけです。私なんかが、『オカモト』で働けるなんて、信じられないんです」
「千秋!『私なんか』は俺に失礼だ。お前を薦めたのは、俺なんだから」