幸せの選択
30分後、自分の中の全てを出しきったおかげで、びっくりするほどスッキリ気分が良くなった私を見て、大爆笑した晃樹にはくやしくつも、何も言い返せなかった。


それから、再びタクシーに乗ろうと提案してけど、また具合が悪くなったら大変だと、歩くことになった。



私は、自分の最も見られたくない姿を曝した晃樹に、以外にも妙な親近感が沸いてしまい、帰り道も、ずっとテンションが上がったままだった。



それが、自分の首を締める行為になる事くらいいつもの私なら気づいたはずなのに…
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