幸せの選択
慌ててトレーを拾おうと屈んだとき、腹部に激痛が走った。


「大丈夫ですか?火傷しなかったですか?」


うずくまる私にその人が声をかけてきた。
すぐに立ち上がれない。


「いえ、大丈夫です………」

「……三島…?」



驚いて顔を上げると、私を見下ろすその人は課長だった
< 202 / 760 >

この作品をシェア

pagetop