幸せの選択
「あのぉ……私は」

「あー、あの後寝て、ここ着いたから起こしたんだけど起きなくて、抱えようとしたら、体スゴイ熱くて、水沼と病院に運んだの。

いろいろ検査したけど、打撲意外は以上なかったから」


突然、遮るようにプッと吹き出した玲衣さん
それを、横目で睨み付けた課長の鋭い目。

ブルっと震えるほど怖いのに、玲衣さんには全く通じてないみたい。


「もぉ、要ったら柄にもなく動揺しちゃって、『内臓の隅々まで調べて下さい』なんて医者に詰め寄っちゃって…」


そこまで言って課長に口を塞がれた。
モゴモゴとまだ何か言ってるみたいだけど…
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