幸せの選択
まっすぐに私を見つめながら、私を思う気持ちを告げられ、ぐっと目の奥が熱くなる


「課長……」


それ以上言葉が続かない私の頭を優しく撫でてくれた。



「さて、そろそろ行くわ。水沼、後は頼んだ」




「まったく!要は馬鹿ね。欲しいものを欲しいって言ったって誰も責めないのに。

タイミング間違えると、纏まるものも纏まらなくなるわよ?」




「俺は三島が心から幸せを感じて欲しいんだ。だから、待つよ」


「じゃあ」ともう一度私の頭を撫でて部屋を出ていった。



< 250 / 760 >

この作品をシェア

pagetop