幸せの選択
撫でられた頭がボーッとする。


カタンと向こうでドアが閉まる音がした


「さて、千秋ちゃんお腹減ったでしょ?3日も飲まず食わずだもんね。今、御飯用意するね」


課長を見送って、戻ってきた玲衣さんは鼻歌を歌いながら部屋を出ていった


……えっ?3日も寝てた?




「玲衣さん!わ、私…えっ?3日って…きゃっ!」

「どおしたの?って、大丈夫?」


頭からベッド下へ転落した間抜けな体制の私


駆け寄ってきた玲衣さんは、「よいしょ」と私を起き上がらせながら、「まったく、驚かさないでよ」とため息



「ハハハ……すみません。でも、3日って……」

< 251 / 760 >

この作品をシェア

pagetop