幸せの選択
「弘之、仕事してるんだ」

「えっ?ああ、うん。実は、一緒に住んでる時に司法書士に合格しててさ。今は司法書士としつ働いてる。って言っても雑用ばっかだけど」




照れ臭そうに頭を掻きながら数歩前へ歩み寄る弘之



司法書士に合格してたなんて、初耳だった。

弘之の事なら何でも分かってると思っていたのは、やっぱり思い上がりだったと、今更ながら実感する。




「そうなんだ。言ってくれれば良かったのに。そしたらーー」



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