幸せの選択
晃樹からの告白のあと、私の仕事が立て込んでしまい、二人でゆっくり話すという約束が守れないでいた。



そうこうしているうちに、正式にうちの社員として入社した晃樹は、一躍時の人化してしまい、なかなか外で会うことができなくなっていた。



晃樹は気にしないって言うけれど……

正直、ファンクラブまでできつつある晃樹と二人で会ってる姿を見つかったら、せっかく順調にきているオカモトでの私の仕事がやりずらくなる。





「千秋?これで全部?」


「えっ?あ、うん大丈夫」



「じゃあ、持ってくね」とワゴンを押して給湯室を出ていく晃樹の後を慌てて追いかける。

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