幸せの選択
「今日の会議、晃樹の出るの?」


「あーうん、最初だからね見学。俺なんて出られる会議じゃないっしょ」




会議室の前に着いたので、ワゴンを押す晃樹の前に回り込み扉を開ける。





「おっ!サンキュ!ここ置けばいい?」


「あ、うん。ここで大丈夫。ありがとう」


「どういたしまして。千秋は?出るの?」


「私は、お茶出しして終わりだよ?」



「ふーん、そうなんだ残念。千秋と一緒に仕事できるかと思ったのにな」





いつの間にか会議室のテーブルを拭いていた私の背後に立ち、ツーッと髪を1束掬いあげる晃樹




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