幸せの選択
ーー割れる!


ギュット目を瞑ること数秒






あれ?




鳴るはずの音が鳴らない。
そっと目を開けるとーー


その場にいた人全員の視線





「どうした?大丈夫か?」


「すみません。僕がちゃんと受け取れなくて、カップ落とすとこでした」


隣でしれっと謝る晃樹と、固まる私。



「気を付けろよ」


「すみませんでした」


課長の声を合図に、みんな書類へと視線を戻していった。

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