幸せの選択
「おーい、ひとり団結式か?」


小さくガッツポーズをしていた私を、やや苦笑いの長谷さんが見ていた。




「あ、いえ!すみません。ちょっと……あの……」



「お前、俺を待たせてサボリとは、いい度胸だ。この借りは仕事でしっかり返してもらうおうか?」



「……は、はい。頑張らせていただきます」






私の返事を聞くと、納得した長谷さん




「で、お前に佐々木さんから電話入ってたぞ?すぐ折り返せ」




「えっ?佐々木さんからですか?分かりました。ありがとうございます」



長谷さんを残して会議室を出た。




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