幸せの選択
忙殺されてすっかり忘れてた。
今晩、晃樹と食事をする約束




すぐに返信を打つ。




『ごめん、ちょっと急な仕事でまだまだ帰れそうにない。約束はまた別の日に』




送信を押すと、すぐに返信








『いいよ。待ってる。頑張って』








「待ってるって……」








『何時に終わるか分からない。ごめんね』




返信を送って再びキーボードに手を置くと、内線電話が鳴る。
相手は薄々想像ができるけど。


「はい、企画部三島です」



「あ、千秋?俺」
< 380 / 760 >

この作品をシェア

pagetop